ソーシャルレンディングの地方特化型とはどういった商品なのか
2017.06.23

ソーシャルレンディングに地方特化型が登場

現代、魅力ある投資商品として着実に浸透しつつあるのがソーシャルレンディングです。国内でも多くの方がこの投資に魅力を感じ、これからやってみたいと思っている方も少なくないのではないでしょうか。最近は、この投資について特化型のサービスが登場しさらに注目を集めています。
例えば、地方に根ざした投資という特化型の商品があります。地方にこのサービスの拠点を置き、地方同士のつながりを求めることでより注目を集め、地方をこうしたサービスによってさらに活性化していこうという目的を持っています。地域にスポットを当てて融資案件を提案し、個人投資家が資金をサービス事業者に預ける、それを別の地域の方が借り手として利用する、というサービスです。こうした融資の投資サービスは、これまで飲食店の特化型、海外不動産の特化型として行われてきましたが、こうしたサービスからするとより中長期的な資産運用という形ともいえ、これから注目される商品になるでしょう。
ある地域の方が投資家となって別の地域で費用を使いたいという方が借り手となる、これによって地域同士のつながりなどもできてくるでしょうし、この先こうしたサービスを広げていくことで、あらたな出会いの中から新しい何かが生まれてくるかもしれません。地域を絞ることで投資家は借り手が何を求めてお金を借りたいと願っているのか、それを理解することもできるようになりますし、実際にその借り手が地域でどのようなことを行い、そこにリスクはないのかということも確認することができます。
地方に特化するということは地方の活性化につながることにもなりますが、そこにはどのような利点があるのか理解していきましょう。

地方にソーシャルレンディングが必要な理由

地方で商売を行っている人、中小企業の事業主として頑張っている方にとって、銀行からの融資というのは非常に大変なことです。都市部であれば業務内容によりますが、商品を売買するにしても営業するにしても対象となる企業・個人が非常に多く、何かしらのチャンスも地方より多いと考えられます。
地方では狭い地域で商売を行うことになりますので、どうしても顧客対象が絞られますし、設備投資などをしっかり行って幅広い業務をしていかなければなりません。しかし、設備投資をしようと思っても、銀行からの借り入れができないという現実もあります。地方は特にお付き合いのある企業以外融資などしてくれないということもまれにありますし、お付き合いがあっても少し業績が悪くなると「貸付しない」「考慮します」で止まってしまうという状態が少なくありません。すると設備投資もできなくなり、よりよい商品を作りたい、商品数を伸ばしたいと思ってもできなくなってしまうのです。
こうした中小企業や店舗など、地方で銀行から借り入れができない状態になっている場合でも、その内容によってまた投資してくれる人がどう見るかによって、借り入れができるかもしれない可能性を生んでくれるのが、ソーシャルレンディングです。サービス会社が借り入れを希望する業者について調査し、その結果を投資家に伝える、投資家は内容を見てリスクがあるとしても、この先伸びる会社なのかもしれないと思えば、融資、投資を決意してくれるかもしれないのです。これは地方の中小企業などにとって大きな救いとなるでしょうし、継続の可能性を生むものとなります。

地域を理解していることが地方特化型のメリット

サービス業者は、借り入れが必要な不特定多数の中小企業や個人から借り入れしたいという申し込みを受けますが、この業者がどのような業者、もしくは店舗、個人なのか調べる必要があります。信用情報などを利用しても見えてこない面があり、また信用情報だけで貸付を考えるということではソーシャルレンディング業者ではなく金融機関と同じです。借り入れが必要、融資を求めている業者が地域においてどのような業務を行い、どのような事業を展開してきたのか、さらにどのような将来のビジョンを持っているのか、これを地域に詳しいサービス事業者が把握することができれば、投資家も融資を期待している中小企業や個人も、おたがいの利点を活かした取引ができるのではないでしょうか。
日本は不況から抜け出し、少しずつ経済状態が回復傾向にあると言われていますが、都市部に入ればそれを感じることがあっても、地方にいると景気回復の予兆は見られませんし、実際に感じていない方が多いです。銀行が思うように融資してくれないのは、都市部よりも地方のほうが厳しいといわれている状態は今も同じで、ここにソーシャルレンディングのような将来の可能性を救ってくれそうなサービスが出てくれば、地方の中小企業、個人など利用したいと思う業者は多くなるでしょう。
地方特化型のソーシャルレンディングがこの先も多くなっていけば、地方であっても魅力ある企業になること、また将来も見えてくると考えている業者は多いことでしょう。

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