ソーシャルレンディングの借入金利は何故安いのか
2017.04.19

ソーシャルレンディングの種類と特徴

ソーシャルレンディングはお金を借りたい側とお金を貸したい側とのマッチングサービスを展開する、次世代型投資タイプのクラウドファンディングであり、2005年以降本場イギリスから伝わって以来確実にユーザーを増やしています。このサービスに参加するためにはソーシャルレンディングの運営業者との匿名契約を交わす必要があります。

借り手・貸し手両者共に契約締結前書面に記載された貸付条約に同意する必要がありますし、借り手は信用調査機関でのデーターを元に厳正な審査を通過したものだけが、権限を得られるようになっているなど貸し手に一方的な損害がいかないように配慮されています。それでも人の手によるものである以上様々な課題が0ではありませんから、リスクリターンを熟考した上での参加が望ましいのです。本場イギリスでは、特定事業者の成功を機にユーザーの拡大傾向にあるものの、日本とはまた文化も慣習も違いますからそのまま丸ごと導入する事は控えねばなりませんが、日本に上陸した時点で日本の風土に合うように少しずつ形を変えながら広がっていったのは自然な動きです。

ソーシャルレンディングは主に3つのタイプがあり、それぞれにメリットもデメリットもありますから、事業者を選ぶ場合はそれぞれの特徴やコンセプトを丹念に吟味した上で利用するべきなのは当然です。2015年時点で国内で体験できるソーシャルレンディングのタイプはマーケットタイプ・オークションタイプ・ファンドタイプの3つですが、一般的にはマーケティングタイプとオークションタイプであり、ファンドタイプは日本の風土にあうように改良され、日本的なオリジナリティを加味した形で導入されています。さらに新しいタイプのものも生まれてきており、市場はかつて導入されてまもない頃と比較しても活性化している事は明らかです。

日本特有のソーシャルレンディングタイプ

日本特有のソーシャルレンディングタイプとして誕生したファンド、あるいは貸付タイプのソーシャルレンディングですが、他同様すべてインターネット上での匿名融資となりますから、人件費を省略した分と信用を資本とした貸付を行う分とを合わせて、格安の手数料もしくは無料で利用できるのが一般的です。当初イギリスから導入された際には、オークションタイプやマーケティングタイプが主流でした。

法整備が追いつかなかった事もあって急速に勢いを失っていった代替に開発されたのが、ファンドタイプのソーシャルレンディングです。ファンドはローンファンドや貸付利子など事業所によっても様々ありますが、元々は高金利だけど借りやすい貸金業システムと、低金利だけど制約が多い銀行システムを掛け合わせる形で作成されたものです。ファンドによっては株式投資に近いものや不動産投資に近いものになるなど、事業所によっても特有のシステムがありますから、利用する際には最も状況にあったところを利用するのが賢明です。

国や地域によってはさらに細分化されていますが、日本ではさほどではありません。タイプはどうあれ、事業者は借り手より希望融資額や企業情報および詳しい事業計画に、信用調査会社のデータを合わせて厳粛に審査をした上で、借り手事業者を多方面からランク付けしていきます。融資額や金利および返済期間は事業者が決定します。審査を通過すれば案件として初めて投資家に推奨されますし、信用度が高ければ金利も低く抑えられます。場合によっては担保や保証人が借り手に請求されます。

ソーシャルレンディングの主な種類

2005年にイギリスの特定貸付会社が、新型の投資スタイルを開発して一般公開すると瞬く間に世界に拡大していき、今でも拡大が続く人気のビジネスモデルとなりました。この時採用されたのが、オークションタイプとマーケットタイプです。日本に導入された際にも、この2つのうちいずれかのタイプを採用した事業者がいくつかおこされましたが、まもなく業界からの撤退を余儀なくされます。

ソーシャルレンディングは、高金利で借りやすい消費者金融と低金利で審査が厳格な銀行という相反するシステムを合体させたような機能を持っている故に、日本の法制度では特に個人への適応が難しかったのです。欧米と日本との文化や習慣の違いもあって、丸ごとの導入も困難でした。そのため、ファンド型、あるいはクレジットローンタイプのソーシャルレンディングが誕生したのは自然の流れでしょう。もちろんまったく無くなったわけではなく、マーケットタイプを維持している老舗業者もあります。

ソーシャルレンディングを行う事業所は貸金業者扱いとなりますから、お金を借りるのも貸金業法のしくみにのっとった手法がとられます。マーケットタイプは、貸し手である法人あるいは個人が提供された借り手の情報を元に自由に金利や投資額を決定できるゆえに、借りる相手によって金利が変動する点が、株式市場との共通点を持っています。格付けは、ソーシャルレンディング業者が厳正なる審査によって決定します。オークションタイプは、事業者によって作成されたホームページ上で案件のオークションを行います。借り手は少しでも希望に添った良質な投資家を集めるために、自己アピールを切磋琢磨して行います。

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